私たちの想い-フィンガーライムと今
OUR STORY
薄暗く肌寒い朝。
車中に射し込む柔らかな光。
真冬に感じる春の訪れや、溶けるように灼熱な真夏のハウスと、心地よく気だるい夕暮れ。
太陽の傾きと共に自然と向き合い、考え、時に立ち止まりながら過ごす私たちの毎日がここにあります。
オーストラリアの原住民の日常に古くから存在していた力強く個性的な柑橘、フィンガーライムは、アボリジナルドットのようなユニークで多彩な美しさ、はじける爽やかな香りと酸味で気分を高揚させてくれます。
その無骨な果皮からは想像できないカラフルな果肉がお皿を彩りながら、ポップでフレッシュな食感と芳香が人々の会話を弾ませ、楽しい気分を呼び込んでいく。ライムという名から思い浮かべるイメージを軽やかに裏切り、颯爽と現れたオーストラリアでのフィンガーライムとの出会い。その場の空気感さえも記憶に残してくれるような存在感が、私たちを未知なる挑戦へと向かわせました。
この特別なライムに秘められた、誰かに思いを巡らせ伝えたくなるような予期せぬ気持ちや、新たなコミュニケーションを予感させてくれるような鼓動を私たちは信じています。
物事の始まりに由来するエネルギーになれることを思い描き、土地と人、相互に支え合える環境整備を模索しながら歩む、出来ることを惜しまない内外どちらにも響く果実づくり。
フィンガーライムと歩む自然との親密な関係は、私たちを新しい共存の道へと導いてくれます。
原点を振り返りながら丁寧に、いつも私たちらしく自由に、悩み、楽しみながら作るフィンガーライムと、今。
AKALA FRUITSから誰かの元へ、そしてまた人から人へ――私たちが手掛けるフィンガーライムが、食事を通じて生まれる新たな繋がりのきっかけになれるとするならば、これほど嬉しいことはありません。
AKALA FRUITS